「食べログが好き」という男たち

「僕、食べログが好きなんです」
「食べログのチェックは、欠かせません」
「食べログで行きたい店、いっぱいストックしてるので、場所とジャンル言われればいくらでもだせるよ!」

最近こういった食べログ好き男性に、立て続けに会います。

食べログ。
私も人とごはんに行く場所を決めたり、飲み会の幹事になったら、真っ先に見るサイトです。
一番信頼性が高い気がしているし、とても便利だとも思います。

ただ「食べログが好き」と言われると、違和感を感じずにいはいられません。

はじめてそういう人に会ったときは冗談だと思って、
「食べログ好きって、ちょっとおもしろいですねー。笑」
と送ったら、
「そうですか? 僕の同僚はけっこうみんな好きですよ」
とまじめに返されて、びっくりしました。

営業さんだしそんな部署なのかなぁと思っていたのですが、その後全然関係ないところでも、食べログを熱心にチェックする人が!

近頃、恋愛戦線から離脱気味だから気付かなかっただけで、思った以上にマジョリティなのかもしれません…。


私だって、化粧品買うときはアットコスメを見るし、本を買うときはアマゾンのレビューは見ます。
でも、彼らの食べログへの熱意は、少し違う種類に思えるのです。
「買うために、レビューをチェックする」のではなくて、「食べログで評価の高い店を発掘し、制覇していく」ことが目的や趣味になっているかんじ。


ふらっと通った道で、気になって立ち寄った店で、「おいしかった! うれしい!」って言いたい。
まずかったら「勘はずれたねー」って一緒に行った人と笑いたい。
食べログの評価が低かったって、おいしいかどうかは自分の味覚で決めたい。

私はそう思うから、「食べログが好き」っていうのは、やっぱりなんだか息がつまります。
この人、偶然はいった店がまずかったら、不機嫌になるのかなぁとか、想像してしまったりもして。笑


なんでもおいしく、は難しいかもしれないけれど、なんでも楽しく食べれる人たちと、生きていきたいです!

写真は、この前はじめて食べたあんかけスパ。
なかなかしょっぱさがきいていて、「うーん、喉かわくね」と笑いながら食べました。

Today / Here / Me

今日、ここで、私が出会ったもの。 単なるリアクションの先を考えたら、もっと深いところが見えるかもしれない……ということで、修行中!

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