合コン「さしすせそ」をやめたこと

そういえば、いわゆる合コン「さしすせそ」を最近言わなくなりました。

さすが
知らなかった
すごーい
センスいいね
そうなんだ

大学生や社会人になりたてで、飲み会に慣れないころに、どこからか習ったこのボキャブラリー。
たしかに、飲み会に限らず一対一のときだって、表面上の場は和みます。私のような人見知りに発言する勇気を与える魔法のワード。つまらない自分語りをする人を、ごきげんにさせる魔法のワード。

でも、知っているのに「知らなかった」と言ったり、ダサいと思ってるのに「センスいい」と言うのに、なんの意味があるのでしょうか?
むしろ失礼だし、その言葉で好感度あがって関係が深まってもあとで絶対つらいのです。
さしすせそタイム自体の徒労感も。

それでも、日本社会には、この言葉を言う人であふれているし、これを言われなれて「さしすせそ」待ちのつまらない話をしてしまう人は、たくさんいるみたいです。

先日、久々にいわゆるサラリーマン飲みに参加しました。自称盛り上げ役の課長が、さしすせそ待ちなトーク。すかさず「さしすせそ」する若手と女性。
うっかりさしすせそしたら、その場にいた人も時間も嫌いになってしまいそうだったので、さしすせそムーブメントに屈せず、純粋に彼にに聞きたいことを質問するのに徹してみました。
課長、仕事の本筋の話するとちゃんとおもしろいんです。さしすせそ言ってたときは、「つまらないやつだ」と早々にレッテルを貼って相手をばかにしてたのかもしれません。
でも、質問回答をいきいきと答えたあと、やはりさしすせそ待ちトークに再び移行するので、なんだか疲れてしまいました。
上司部下や取引先のような利害関係がないから、できたことである気もします。
会社の飲み会つらいというサラリーマンがいる理由が、少しわかりました。

さしすせその呪縛から解放された人と生きていきたいです。
最近、そういう会話をできる人が、まわりに増えてきました。
さしすせその呪縛のない社会になったら、もっと毎日が面白くて、問題解決も進む社会になるのではと思います。

ただ私には、まだ共感の塩梅がわからなくて。
いわゆる相談にアドバイスして、相手をしらけさせてしうことがあります。
女子は共感してほしいのにってやつです。

悩んでる相手に響く、嘘じゃない共感ボキャブラリーとまなざしを持つときなのかなと思います。

Today / Here / Me

今日、ここで、私が出会ったもの。 単なるリアクションの先を考えたら、もっと深いところが見えるかもしれない……ということで、修行中!

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