居心地の良さという誘惑に負けて、彼と交際することも真剣に考えた日もあった。恋をして楽になりたかったのだろう。そうすれば幸せになれると本気で勘違いしていた。
いつも読んでいるキャシーさんのコラムの最新記事に、こんなことが書いてありました。
キャシーさんは、トロント在住のゲイで、セクシュアリティやジェンダーに関する発信をされている方。
この方の恋愛や偏見の話は、いつもささるのですが、今回は今の自分を見ていたのかのような話で、どきっとしてしまいました。
「だんだんみんな結婚して、気が合う人っていうのも、いなくなっちゃうかもしれないんだよ?」
婚活に焦る友人のこの言葉に影響されて、リラックスできるし、気は合うし、この人でいいじゃんと行動を起こしはじめたところだったのです。笑
そして、その後、FacebookでつながっているXジェンダーの方のタイムラインでも、同じような話が。
ジェンダーについて自分を偽っているときには、頭で考えて、「そうだ、この人が好きなんだ」と納得していたけれど、結婚した今思うのは、好きってもっと奥底から湧いてくるものだよね。
(個人のタイムラインなので、引用でなく概要です)
セクシュアリティやジェンダーに悩んできたことがある人の言葉には、説得力を感じることが多いです。
固定観念への違和感に立ち向かってきているからこそ、本質的な話をされる方が多いのかもしれません。
私は異性愛者で、女性であることに違和感はない気がしているけれど、
「そこまで好きじゃないけど、いい人だし」とか「友人としてこんなに仲良いなら、恋愛関係もいけるかも」とか考えるたびに、
男性っていう理由だけで、こんなこと考えるなんて、つまらないなと思います。
相手も自分も、どんな性別であれ、フラットにその人自身を見ていけたなら。
立て続けにこんな言葉が目にはいるということは、焦らず内側から湧いてくるようなものを、見つけたいのだと思います。
一方で、居心地良い人間関係を築けているなら、それで十分なのではという気もしますが、答えはまだわかりそうにもありません。
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